寛元二年銘の板碑 - 矢板市の遺跡・史跡|栃ナビ!
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寛元二年銘の板碑

0287-43-6218 0287-43-6218

遺跡・史跡

【県指定文化財】栃木県で最古の板碑

本碑は表面が磨耗しているため年号月日の判読がやや難しいが「寛元二甲辰、十一月」と刻まれ(寛元2年は西暦1244年)、県内で確認されている板碑の中では最古のものとして、平成5年に県有形文化財(考古・歴史資料)にも指定されました。

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寛元二年銘の板碑 秩父産の緑泥片岩で造られ、塔身部の梵字種子の右脇下に「寛元二甲辰」、同左脇下に「十一月 日」と刻まれています。高さ59cm・幅20cm・厚さ2cm、主尊 弥陀種子
本板碑の経緯 昭和8年、市内和田坪墓地隣の道路改修中に出土。本碑を残し欠損の多い板碑は埋め戻され、後に本碑は保管者の郷土史家土屋喜四郎氏から市に寄贈。明本寺檀家墓地脇から発見された経緯より当地に安置されています。
板碑とは 中世武士の死者を追善供養するための卒塔婆で、鎌倉時代中期の頃から製作され、南北朝期に全盛期を迎えました。矢板市域では、鎌倉以降の中世寺院や墓地、古道に沿った人の往来がある所で多くが見つかっています。

※表示価格は更新時点の税込価格となっております。
[更新:2024年3月12日]

新着クチコミ

クチコミ:1
  • maffinman

    maffinmanさん

    総合レベル
    197

    明本寺内にある1244年造立で高さ59cmの板碑(栃木県文化財)で片岡付近の道路改修工事中に出土した中の1基です。秩父産の緑泥片岩で出来ていて頂部を山状に切り出し上部に弥陀種子を刻んでおります。摩耗が激しいですが形状は整っていて見映えが良いです。市内で多くの板碑が出土していることから石材生産地より当地に至る流通とそれを購入し得る経済力がこの地にあったことが窺えました。 (訪問:2023/11/11)

    掲載:2024/03/20
    "ぐッ"ときた! 24

※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。

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基本情報

住所 矢板市片岡1599
明本寺内
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交通 ※明本寺敷地内にありますのでご配慮ください
生涯学習課
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設備 駐車場
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