いかんべかあちゃん&カヤマ博士の放射能の不安、解決すっぺ!Q&A  | いかんべかあちゃんの 栃木の食、安心したかんべ?? | 栃ナビ!
クチコミ投稿

※記事更新日:2012年4月1日

記事監修:自治医科大学教授 医学博士 香山不二雄

画像

  • 画像

テレビや新聞で、“放射能”ってよく耳にするけど、結局どんなものか分かんないよねぇー。近所に住んでるかあちゃん仲間も、「どんなもんか、分かんないから不安だー。」なんて、言ってんだよ。
だから!私がみんなを代表して、放射能に詳しいカヤマ博士に放射能について話を聞いてあげっかんね!
カヤマ博士、よろしくねー。

画像

  • 画像

はじめまして!カヤマです。
いかんべかあちゃんの周りでも、まだまだ不安に思っている人がいるんだね。
私に分かることはすべて答えるから、なんでも聞いてね!

いかんべかあちゃん&カヤマ博士の
放射能の不安、解決すっぺ!Q&A 

Q1.放射能・放射線・放射性物質ってなに?

どれも似ている言葉で分かりづらいですよね。
「放射能」⇒放射線を出す能力。
「放射性物質」⇒放射線を出す能力を持った物質。
「放射線」⇒放射性物質から放出されたエネルギー。

名前は似ているけど、違うものなので注意してくださいね!
似てる名前だから、頭こんがらがっちゃうけど、基本的なことだからよーく理解しないとダメだねー。

Q2.“ベクレル”と“シーベルト”は、どう違うの?

「ベクレル」は放射性物質が放射線を出す力の単位。「シーベルト」は、放射線を受けたときに人体に影響を及ぼす単位なんだ。もっと分かりやすいように、電球の光に例えて解説してみるね!

画像
  • 画像

電球って、光をだすよね?その光を出す能力の単位が「ベクレル」。そして、その電球の光を見た人間が感じる明るさの単位が「シーベルト」になるんだよ。光って、近くで見るとすごく眩しくて光を強く感じるよね。でも、その光から離れれば眩しさも減るし光も弱く感じるでしょ!?放射能はそれと同じで、遠ざかれば放射線が人体へ及ぼす影響も小さくなるんだ。

Q3.放射性ヨウ素とか放射性セシウムとかって、どんなモノなの?

放射性ヨウ素・放射性セシウム・放射性ストロンチウムなどは、原子力発電の燃料に使うウランなどが核分裂を起こしたときにできる放射性物質なんです。放射性物質は、無色、無臭の物体なので、砂やほこりに付着して移動したり、風で飛んできたり、水に流れて移動したりします。
なるほどねー。だから、栃木県でもヨウ素やセシウムが検出されてんだぁ。
そうなんです。その中でも、放射性ヨウ素131放射性セシウム134、137は、特に人体に与える影響が大きいので、飛散量などに注意しなければいけません。
しかし、放射性ヨウ素131は放射能が急速に衰える物質なので、事故初期は注意が必要でしたが、現在は特に問題はありません。問題視しなければならないのは、放射性セシウム。放射性セシウムは、長期間放射線を出し続けますので、飛散した地域で線量の高いところへ行く際は、くれぐれも注意が必要です。

Q4.ヨウ素やセシウムにどうやって注意すればいいの?

目に見えないし、臭いもしないものですから、どう注意すればいいのか不安に思いますよね。ですので、栃木県が毎日測定している「放射線量の調査結果」を参考にすると良いと思います。毎日4回更新されますし、水などの調査結果も確認することができるので、とても参考になりますよ!
まずは、きちんとした情報を入手することが大事なんだねー。

Q5.被ばくってなに?

人体が放射線や化学物質にさらされることを「被ばく」と言います。被ばくには、人間が体の外から放射線を受ける「外部被ばく」と、体内に入ってしまった放射性物質が長期にわたって放射線を出し続けることによって体の中から被ばくしてしまう「内部被ばく」があります。

Q6.どのくらい被ばくすると、健康に影響が出てくるの?

この事故が起こる前から、人々は普通に生活しているだけでも、年間平均2.4ミリシーベルトの放射線を受けているんですよ。実際に体に影響が出てくる危険性が高まるのは、年間で100ミリシーベルト以上の放射線を浴びたときと考えられています。
(※1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト)

  • 画像

【A】歯科撮影/【B】東京―ニューヨーク(往復)/【C】胸のX線 集団検査(1回)/【D】胃のX線 精密検査(1回)/【E】心臓カテーテル/【F】がん治療(治療部位のみの線量)
※このグラフに記入された数値は、予告なく変更される場合があります。

牛肉で例えると、1年間で1ミリシーベルトを超えるためには、1キロ当たり100ベクレルの牛肉を毎日2.1kg食べることになります。ちなみに、日本人1日当たりの牛肉摂取量の平均は13.5gなんですよ。
この表からも、報道で大きく取り上げられている食品中の放射線量は少なく、十二分に安全域があることがわかりますね!

Q7.お米や野菜、お肉などの農産物って食べても大丈夫?

肉など農産物の安全性は、流通前にきちんと県の方がチェックしているんですよ!
ちゃんとチェックしてるって言うけど、なんだか心配なんだわー。
そうですよね。でも、基準値を上回る牛肉は検査の段階ですぐに見つかったりしていますので、システムとしてきちんと機能していますよ!同様に、お米や野菜、牛乳なども検査をしていますが、現在は基準値を上回る放射性物質は検出されていません。
基準値が上回ってたら、その農産物はどうなるんだい?
もし、基準値を超える放射性物質が検出された場合は、県が生産者などに出荷自粛・自主回収を要請しています。安全な農産物以外は出荷しないことを徹底していますので、栃木県産の食品は安心して食べていただいて大丈夫だと思います。

※県産農産物の出荷規制と解除の状況については、リンク先をご確認ください。

>>これまでに安全が確認されている農産物はこちらをチェック!(PC版)

>>栃木県の牛肉については、こちらの記事もチェック!

Q8.どんな人が、どんな検査をやっているの?

栃木県農政部主導で、「放射性物質モニタリング検査」が約1週間間隔で行われています。
どんな農産物を検査してるんだい?
様々な農作物を検査するので、季節や時期によって検査する農産物は違うんですよ。毎回約5~15品目(15~50検体)を検査しています。

【検査結果は、こちらでチェック!】
>>お米(PC版)
>>野菜類、果樹類、畜産物(原乳、肉、鶏卵)
>>しいたけ・なめこなどきのこ類、わさび
>>魚類
>>麦(PC版)

Q9.なにを基準に安全と言えるの?

食品の安全性確保などを目的とした「食品衛生法」という法律で設定されているんです。
基準値って言われてもなー。それは、どういうもんなんだい?

基準値というのは、放射性物質などの有害な物質で汚染された食品が出回らないよう販売を規制するために設けた基準なんです。その基準に基づいて検査し、その基準値を下回る(食べても体に影響が無いもの)ことを確認しているんですよ。
なるほどー。そういう基準ってのがあるんだねー。

Q10.放射性物質に関する基準値 が知りたいんだけど?

放射性セシウムの基準値は下記のように設定されています。
飲料水…10ベクレル/kg
乳児用食品…50ベクレル/kg
牛乳…50ベクレル/kg
一般食品…100ベクレル/kg

Q11.政府や県などの発表を本当に信じて良いのでしょうか?

たしかになぁー。かなりデリケートな問題だから、不安に思う人も多いんだわ!
そうですよね。政府などの発表が専門用語ばかりで分かりにくいところもありましたよね。自分や家族に関わるデリケートな問題ですから、政府や県の発表を、本当に信じていいのか疑ってしまった方も多いと思います。
そんな方も多いと思い、栃木県農政部のご担当の方たちにお話を伺ったところ、みなさんの健康を守るためにしっかり検査をしていますと宣言して下さいました。

画像

▲栃木県農政部経済流通課
大谷義夫さん(左)・中里茂さん(右)

画像

▲栃木県県央家畜保健衛生所 企画指導課
竹澤友紀子さん

私たちが農産物をしっかり検査をしています!!

画像

  • 画像

「なるほど!しっかりやってくれてんだねぇー。
カヤマ博士、教えてくれてありがとね!」

「どういたしまして。また分からないことがあったら、何でもきいてくださいね。」

栃木県の農産物・畜産物についてのお問い合わせはコチラ

■農産物全般に関するお問い合わせ先
・栃木県農政部経済流通課  TEL:028-623-2298
・河内農業振興事務所   TEL:028-626-3091 
・上都賀農業振興事務所  TEL:0289-62-5236
・芳賀農業振興事務所  TEL:0285-82-4720  
・下都賀農業振興事務所  TEL:0282-23-3425
・塩谷南那須農業振興事務所  TEL:0287-43-1252 
・那須農業振興事務所  TEL:0287-23-2151
・安足農業振興事務所  TEL:0283-23-1455

■畜産物に関するお問い合わせ先
・栃木県農政部畜産振興課  TEL:028-623-2346

※掲載内容は取材時の情報です。