鹿沼市の神社・仏閣
城山公園入口付近!通称「なか町稲荷神社」と慕われる歴史ある神社です。
粟野地区のなか町自治会で管理する神社です。昨今改修が行われ鳥居や鞘堂も一新、お賽銭箱も設置されました。鞘堂の中には文化的価値のある江戸末期の見事な社殿が安置されております。ぜひお参りにお越しください。
有
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◇社殿 文政7年(1824)再建。願主は横尾半兵衛氏(62)、同嫡子・勝右衛門氏(24)、大工棟梁は飯沼氏(64)との記載があります。 |
鞘堂の囲いの間から見ることができる社殿は、小規模な一間社流造で構造・彫刻ともに欅材を使用。正面に軒唐破風(のきからはふ)や千鳥屋根が付き、軒下や腰組も三手先の組物で構造的にも豪華で丁寧です。 |
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◇願主横尾家と歴史的変遷 横尾家は近郷きっての富豪で名主や代官などを務めた名家。勝右衛門氏(1850~1920)は莫大な財で地方産業や経済発展に尽力、初代粟野村長で活躍しました。 |
昭和初期、横尾家が所有していた現・城山公園は粟野町(現・鹿沼市)所有になり、当社は現在、なか町自治会が管理しています。 |
◇調査報告書(掲示物) | 社殿向かって左側には黒崎孝雄氏と宇賀神久男氏により調査された当社の掲示物(令和4年2月16日付)があり、詳細を知ることができます。 |
新着クチコミ
クチコミ:1件
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城山公園入口に祀られております。公園には何度も来ているのに初めて気が付きました。覆い屋の中には本殿と祠が祀られていて覆い屋の壁には令和4年2月に調査された本殿彫刻に関する解説が貼られておりました。胴羽目には李白観瀑図、菊慈童(不老不死の仙童)、陶淵明(東晋の詩人)が描かれスッキリとして見やすい作品だと感じました。調査は本殿に施された全ての彫刻、造られた人物まで言及していて理解が深まる内容となっております。それにしても良く調べ上げたなあと感心致しました。 (訪問:2023/02/01)
掲載:2023/04/08"ぐッ"ときた! 29人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。