建物及び境内全域が茂木町文化財になっているお寺です。総門(栃木県文化財)は室町時代に建てられたもので茅葺の落ち着いた造りで当時への思いを馳せる門だと感じました。境内の墓地の一角に中村勧農衛の墓があります。二宮尊徳に指導を請い茂木藩の膨れ上がった借財を4分の一にしたり茂木の基礎を築いた家老で主君の細川家の墓所(栃木県文化財)の下に控えて眠っているとのことです。茂木の偉人と言ってもいい人だと思いました。茂木藩主の細川家の墓所は石燈籠と杉1本がそれぞれ植えられております。墓石がない墓を初めて目にしました。細川家らしい奇抜な発想です。代々の藩主の墓所にある杉は太いのもあれば細いのもあります。2代目3代目と代替わりして植えられているんだろうと思いました。県内ではコチラでしか見る事は出来ないだろう光景だと思い目に焼き付けました。