足利市文化財特別公開で訪れました。1851年再建の本殿(足利市文化財)彫刻は目を見張るものが揃っております。先ず本殿の扉脇に大ムカデが彫られていてムカデを神使いとしている赤城神社らしいです。胴羽目には予譲の刺衣(智伯配下の武将で主君の仇である趙襄子を討つために刺客となり失敗した事でも有名な人物で中国の故事になっている)はコチラでしか見たことない題材で趙襄子から上衣を頂き剣で斬る場面で後に明治天皇がこの故事を引いて山縣有朋を戒めました。他二面は良く題材に使われる神功皇后の三韓征伐(日本書記)、素戔嗚尊の八岐大蛇退治(古事記)です。胴羽目は戦闘をテーマでまとめられております。脇障子には龍で腰羽目には波、鯉、唐獅子、亀があり蟇股には麒麟がおりました。亀の形状が変わっております。二度目の鑑賞となりましたが前回気にもしなかった所が目に入るようになり新鮮な気持ちで眺められました。