第14回鹿沼おひな様めぐりで訪れました。豊田さんのお宅のお雛様は3/4日、3/5日と限られた日限定なのでコノ日となりました。玄関には嘉永4年(江戸時代)の古今雛が飾られておりました。表情が微笑んでおります。お召し物もシックで屏風には桜があしらわれていて季節感がありました。部屋に上がると御殿雛がありました。内裏雛は御簾の向こうにおられます。三人官女と左大臣右大臣のお召し物を含めて全体的に赤を基調とした明るい雰囲気が伝わってきました。反対側に享保雛(江戸時代)が飾られておりました。気品のある顔立ちでお召し物を何枚も重ねておられました。女雛の冠が豪華です。明治後期の段飾りには初めて目にする胡蝶雛がいて五人囃子と共に場を盛り上げておりました。内裏雛も満足した様子で見守っております。大正8年作の段飾りには最下段に下働きの者もおられます。コチラの特徴は雛道具が非常に凝っております。コレラのお雛様を一つ一つ豊田さんに詳しく解説して頂き勉強になりました。

• 訪問日：2023.03.04