匠町の浄光寺です。前回訪れた時に見損じた文化財を見に訪れました。広い境内なので何処にあるか分からず庫裡にあるブザーを押してお寺の人を呼び場所を教えて頂きました。それは境内の墓地の一番高い場所にありました。座禅院権別当の墓(日光市文化財)です。1445年~1607年頃の権別当6基の墓碑です。日光山の山務を執った人達の墓で等間隔で1列に並んでおりました。全て五輪塔で何れも欠けることなく状態が良好で青みがかった色合いがイイです。別当の墓の上り口に石造 阿弥陀如来坐像・地蔵菩薩坐像(日光市文化財)がお堂の中に祀られております。小さなお地蔵様2基が前方で後方の文化財のお地蔵様を護衛しておりました。後方左右のお地蔵様(阿弥陀如来坐像、地蔵菩薩坐像)は1596年、1636年の造立で総高148cm、140cmありドチラもお顔の風化が表情を見えにくくしていましたが気にせず一心不乱に座禅を組んでおられました。中央の総高184cmと一際高い1550年造立の地蔵菩薩坐像はふくよかな出で立ちで凛々しいお顔立ちをしておりました。コノお堂のリーダーらしい御姿だと感じました。別当の墓もお地蔵様も味のある文化財です。