境内内には栃木県内の神社を網羅する多数の境内社があります。その中に二宮神社があります。二宮金次郎の報徳仕法によって築かれた二宮堰により農作物を増産できるようになり金次郎没後に感謝の思いで祀られた社だそうです。亡くなった後も感謝されるとは改めて素晴らしい人だなあと思いました。社殿脇にある御神木のスギが大木で目通り5.6mあるそうでコレを見るだけでもパワーを頂けそうです。拝殿には御朱印についての詳細が書かれておりました。拝殿内を窺うと随身像が守備しておられ睨みを利かせておりました。本殿の彫刻は覆い屋格子が広くとってあるので良く見ることが出来ました。残念ながら背面胴羽目と側面の片方の脇障子の彫刻はありませんが側面の胴羽目には神事での様子が刻銘に描かれております。人々の引き締まった面持ちが感じられる作品で江戸時代の制作だそうです。スピリチュアルな雰囲気が漂う神社です。