住宅と住宅の間に一の鳥居と文化財の解説板があります。その間の道を森に向って進むと間もなく右側に社殿がお目見えしました。その前に1695年の石造の二の鳥居(日光市文化財)が構えていて柱に元禄の文字が刻まれております。見た目は円柱のようですが八角形の断面を呈していて藁座も八角形であり中々凝った造りであります。笠木は両端でグーンと反っていて力強さを感じられました。覆い屋の中にある本殿(日光市文化財)は江戸時代後期に造られたと見られております。虹梁に龍、扉に龍、脇障子に鳳凰、中備に鳳凰、象、虎、麒麟、木鼻と四方に唐獅子を配しておりました。朱色を主体とした建造物に鮮やかに彩られたキリっとした霊獣達が持ち場持ち場で本殿を守護していて頼もしい存在だなあと思いました。