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約300mの深岩山の中腹にあり、お寺は江戸時代に廃寺となっており無住です。看板を上がって行くと何台か止められる広場がありソコに駐車しました。そこからは緩やかな石段を上がり途中から急こう配な石段とジグザグの歩道とに分かれます。後者を選び進み駐車場から6分程度で到着しました。大岩に囲まれた中に石塔が並び中央に最後の石段があります。下から見ると観音堂が岩に押しつぶされそうで大丈夫かなと心配になるくらいです。亀のような岩が朱色のお堂の頭上にありお堂の様子が気になっているようにも思えました。お堂を窺うと仏像と厨子がありコノ中に御本尊様がおられるわけです。厨子の扉の彫刻と色合いが足元からライトアップされて神々しさを増しており有難みを感じました。鹿沼市文化財の石幢があります。1537年作、総高156.0cmで安山岩で出来ていて六角柱の龕部の各面に六地蔵が配されており中肉中背の安定した石幢です。お堂の入口の隅に立っているので番人のようにも思えました。岩壁の良く出来た磨崖仏もお堂を監視しているように見えました。とにかく自然の圧倒的破壊力を肌で感じられる観音堂です。