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鐘楼の銅鐘の池の間には天女2人が優雅に舞っておりました。住職にお声がけし本堂に安置してある佐野市文化財である2体の仏様、木造 釈迦如来坐像(江戸時代 像高41.5cm)、木造 地蔵菩薩坐像(室町時代後期~安土桃山時代 像高28.0cm)を見せて頂きました。どちらも半眼で座禅を組んで安らかな表情を浮かべておられ世の中の安寧を願っておられる様子に見えました。本堂と同時期に出来た欄間(200年前)の彫刻が素晴らしいです。裏表に鳳凰、松などが配され中央には唐獅子、龍が配されており当時のままの彩色だそうで見応えのある作品です。寺額も見事な字体です。漆原常石先生(栃木県刻字協会会長、足利書道連盟最高顧問など)が手掛けたそうで闘志溢れ心に訴えかける作品でした。貴重な仏様とダイナミックな作品を同時に見られるお寺です。