栃木県伝統工芸士で作品が栃木県伝統工芸品に指定されている三代目 大畑耕雲さんの大畑武者絵資料館を訪れました。販売所に人がいなかったので母屋で一声かけ入場しました。入場無料です。入ってすぐに大畑家ののぼり絵の歴史と三代目耕雲さんの仕事風景の映像を見て多少の知識を得たうえで館内を見回しました。館内の壁には江戸時代ののぼり絵、三國志に登場する張飛、関羽から始まり明治時代ののぼり絵、神功皇后、大正時代ののぼり絵、竜虎の作品が掲示されています。人や生き物の描写を実によく捉えていました。館内ののぼり絵と他の作品は二代目耕雲と三代目耕雲の作品で占められています。二代目耕雲作の川中島合戦図の上杉謙信や昭和天皇皇后陛下の御前で実演された天覧鍾馗、三代目耕雲作の宇治川合戦図やフランス・アヴィニヨンで実演された加藤清正の作品など多くののぼり絵が掲示されていて人物の特徴を生かした躍動感のある絵で溢れていました。のぼり絵だけでなく大皿、屏風、家紋型、羽子板、壺など館内は渾身の作品が満載されていて見応え十分でした。