下野市
火の見やぐらといえば、火事を発見するための高いやぐらのことですが、高層建築物が立ち並ぶ都会では、ほとんど消滅したのではないでしょうか。田舎でも、あまり見かけなくなりました。あったとしても鉄骨製のやぐらです。そんな中、那須烏山市の大木須地区には何と“木造の火の見やぐら”があるのです。場所は「オオムラサキ公園」から県道274号を約1.5km南下したところです。実際には使われていないようですが、のどかな周辺の風景に溶け込んだ建造物で、“登録文化財的な存在“としてずっと残ってほしいと思います。ちなみに、火の見やぐらに興味を持ち特別な愛情を注ぐ方を“火の見ヤグラ―”というそうです。私はヤグラーではありませんが(笑)、この那須烏山市にある木造の火の見やぐらは、ヤグラ―の方にとっては必見のスポットです。