戦前に茂木駅から茨城県（常陸大宮市長倉地区）へ延びる計画だった「長倉線」という鉄道路線の遺構です。太平洋戦争の勃発により、線路の敷設工事は中断されたままとなり、結局、一度も列車が通ることがなかった“幻の鉄道跡“ともいえるものですが、80年以上たった現在でも、町内には、その面影がはっきりわかる箇所がいくつも残っています。また、最近設置されたものと思いますが、「下野中川」の駅名標や、茂木駅からの距離を示すキロポストなどがあり、鉄道ファンにとってはたまらない魅力を感じます。この鉄道未完成路線を歩く「未成線ウォーキングツアー」が開催されています。普段は立ち入り禁止のトンネルへ入ることができるなど、鉄道ファンでない方でも探検気分を味わえるツアーです。茂木町のユニークな観光施設としてオススメしたいので、本クチコミを投稿します。

• 訪問日：2021.04.02