隅研吾さんの栃木県内三部作のひとつです。里山にとけ込むような建築、地元の素材を生かした隈さんの考えに興味をもって行きました。基礎部分と支える鉄骨のすごさに圧倒されます。屋内外にふんだんに使われている芦野石が素敵でした。木漏れ日を感じるような、しかし幾何学的陰影を感じる採光は三部作の共通項です。北から南に流れる風を取り入れる構造も、三部作の共通項でしょうか。いずれもが、美に繋がっている隈さんの世界に浸りました。

• 訪問日：2018.12.02