何度となく日光社寺には訪れていますが、一番奥にある輪王寺大猷院まではなかなか足を運ぶ機会がなかったので、行ったことのない息子さんを連れて久し振りに伺いました。日曜日だったので日光はとても混雑していましたが、大猷院まで来ると東照宮ほどの人混みはなく、ゆっくりと見学することができました。この日は法要などの行事がなく、中に入って説明を聞くことができました。不定期に空いた時間で説明を行っているそうで、行けば毎回聞けるお話ではないとのこと…ラッキーでした。徳川三代将軍・家光公を祀る廟所は、東照宮と比べれば控えめと言いますが、そこかしこに金箔がちりばめられ、何百年との時を経てもなお、まばゆいばかりに輝いています。教科書で目にしたことのある絵画や、膝小僧の由来、一段で高級車が2台買える階段の話など、とても興味深いお話ばかりでした。破魔矢の正しい置き方を聞いて、さっそく我が家の破魔矢も置き換えました。息子さんが一生懸命にじーちゃんに説明する姿を見て、しっかり勉強してくれたことを嬉しく思いました。東照宮に勝るとも劣らぬ、素晴らしい仏閣だと思います。

• 訪問日：2017.09.03