大人２人でお邪魔しました。まるで映画かCMに出てくるような明治大正時代を彷彿とさせる小学校の廃校再生の美術館です。小さな校庭、小さな木造校舎。そして今回の企画展『碧い森』とても感銘を受けました。建築、美術オタクの相方は特に企画展の作品群に大いにインスパイアされたようでした。企画展は障害者アートをテーマにしていましたが、相方曰く『痺れるほど素晴らしい作品もあり、もっと作品的評価、商業的評価されるべき作家さんや作品が多く発見できて本当に感激した。』『この作品群は人間の可能性を示すものであり、この若いアーティストの皆さんが世界にどんどん羽ばたければ、社会的経済的にも活性化の起爆剤や切り札となるんじゃないか。』と興奮していました。美術に詳しくしくない私が見ても、大きな美術館や百貨店の画廊などで見かける有名な芸術家の作品と遜色ない作品が多くて、本当に驚かされました。教室の一角を再生した喫茶コーナーもあり、懐かしい机や椅子を鑑賞しながら素敵な時間を過ごすことができました。（喫茶コーナーは日によって『スイーツデー』もあるそうなので事前の確認をオススメします。）建物は老朽化が進んでおり、保存のための賛助会員の募集なども行なっておられるようなのですが、希少性も高く、建築や美術に関心のある方だけでなく、写真や映像に関心のある方にも是非おすすめです。何か必ず受け取るものがあるはずですよ。

• 訪問日：2018.09.24