日本遺産認定の「明治貴族が描いた未来 ~那須野が原開拓浪漫譚~」において構成文化財の一つとなっている1955年建立の謝恩碑です。1891年に山田顕義(伯爵・司法大臣)によって黒田原一帯に開設した農場は顕義の死後も山田家により農場経営は戦後まで続き黒田原の開発と発展に貢献しました。農地解放となり山田家の耕地を譲り受けた人達が謝恩の為に建立した碑で山田家4代の名前が刻まれておりました。碑は現在も大事にされているようで代は変われど地域の人達は山田家に感謝の念を抱いているのだろうと感じました。そして向かい合うようにある4宇の石祠が碑を見守り続けているようです。(謝恩碑)