日本遺産認定の「明治貴族が描いた未来 ~那須野が原開拓浪漫譚~」において構成文化財の一つとなっている1966年建立の開拓碑です。昭和21年に旧満州から引き揚げてきた千振開拓団の75戸が荒地であったこの土地を開拓したのが始まりです。水道・電気・住宅などの生活基盤がなく道路も未整備の困難を極めた場所で不撓不屈の開拓精神で試行錯誤を繰り返しながら酪農、畑、肉牛、養豚などの経営を確立してきた人々を称える記念碑です。碑文を読み終えると本当に頭が下がります。とてつもなく広大な満州で開拓を行ってきた人々であるからこそやり遂げることが出来たんだろうと思いました。(千振開拓碑)