日清、日露戦争など数多くの戦争などで大活躍された乃木希典将軍が御祭神で静子夫人が配祀となっております。境内に入ってすぐシダレザクラが目に留まりました。樹齢100年以上の古木は広範囲で枝が枝垂れ踊りを踊っているように活発に見えました。来春咲く頃に訪れてみたいサクラです。手水舎では寒色のアジサイが浮かべられ季節を感じることが出来ました。数多くの風鈴も吊り下げされ涼やかな音色を鳴らしておりました。授与所には色んな種類の御朱印、おみくじ、御守り、絵馬などの他にコチラならではの乃木将軍関連の物も置いてありました。宝物館を見学しました。本日は県民の日協賛で無料入館です。乃木将軍と静子夫人の関連する資料が展示されていて軍服、銃、写真、掛け軸、文書が目立ちました。将軍と交友関係のあった人、将軍が和歌を嗜んでいたこと、将軍が明治天皇に崇拝していたこと、別邸での生活などが館内に詰まっておりました。個人としては膨大な量なので人の何倍も功績があったことを物語っております。境内には乃木別邸(栃木県文化財)がある乃木公園があります。昼間でも木陰で涼しい整備された道を通り夫人の名前から取った静沼へと向かいました。かつては乃木将軍の水田であった場所だそうで畔には水車があり沼では鯉が口をパクパクさせておりました。東屋も設置されていて長閑な景色を満喫することが出来ます。スグ側に乃木希典那須野旧宅(日本遺産、栃木県文化財)があります。別邸であり4度の休職中に村人と共に農作業に勤しんだ場所です。現在の建物は復元された物で外観が見られます。伸び伸びとした生活をされておられたことが感じられました。樹齢100～200年の木が見られる樹林(那須塩原市天然記念物)を通り境内を流れる乃木清水に向いました。乃木将軍が顔を洗ったりしたそうです。透き通っていて透明度が高いので乃木将軍が自慢しただけあるなあと思いました。そこにノギカワモズク(那須塩原市天然記念物)が川底の石に着いているそうです。苔で覆われた石の端っこで茶色で枝が数珠玉のように動く物が幾つか目に入りました。水の流れに対し石にへばりつきながらビヨーンビヨーンとしているようでユニークな動きをしておりました。神社境内は乃木将軍が生き生きと過ごした痕跡が感じられる場所です。

• 訪問日：2022.06.11