毎月8日は文化財公開の日です。住職にその話を伺ってから随分経ちましたがようやく伺えました。御堂の中には甕棺及び同蓋(栃木市文化財)と木造薬師如来座像(栃木市文化財)の宝物があります。どちらも江戸時代製作の物です。前者は同時期の物は栃木県ではほとんど見られない貴重な物だそうです。ヒビ一つなく美しく弧を描いた芸術性の高い陶製の甕棺には相当な身分の高い人が埋葬されていたのだろうと思いました。後者は像高約36cmの仏様です。凛としたお顔立ちを含めた細かな仕事ぶりが光ります。全体的にメリハリが強調されているのでスケールが大きいと感じさせる作品だと思いました。次回は古木の桜があるので咲く頃に伺いたいと思います。