寺内の荘厳寺です。境内の入口には真岡市古木名木の樹高20ｍのスギ群が間隔をあけて囲むように立っておりました。9本だけですが林のような木陰が出来ており涼しく一息付けました。磁重層塔7基(真岡市文化財)が墓地に中にあります。鎌倉時代後期に造られた物で源頼朝公の供養塔と伝えられております。総高123cm～188cmとバラバラの高さの五輪塔が並んでおりました。それぞれ似通った物は無く作られた方の個性が感じられ味わい深い作品です。1624年～1643年に建立された山王堂(真岡市文化財)があります。ダルマさんの後の本殿はオープンで4方向全てから見られサービスが良いなあと嬉しくなりました。鶴、亀、松が胴羽目一面に描かれ長寿を願っていることが見受けられました。後の胴羽目には囲碁をしている二人を斧を持ち上げた人が観戦している様子が描かれており負けた方がどうなるのか緊張感が感じられる作品です。もう一面の胴羽目の絵は考えても分からず難しかったです。想像をかきたてる彫刻で楽しめました。

• 訪問日：2021.03.09