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住職が境内で作業をされていたのでお願いし本堂にある板碑(上三川町文化財)を見せて頂きました。本堂正面に金色の仁王像が守備していて睨みをきかせておりました。板碑は全高178cm厚さ4cmと県内最大の大きさで文字もハッキリとしており、お見事の一言しか出ませんでした。境内には数多くの古木が見られます。その中でも推定樹齢480年のコノテガシワ(上三川町名木古木)は一番に目が留まる存在であります。住職が小さい頃と幹の太さは変わらないそうでスリムな印象を受け樹皮が剥げている箇所も見当たらず若々しい木だなあと思いました。境内入口には推定樹齢280年のエノキ(上三川町名木古木)が太い幹を二手に分けて堂々と構えておりました。山門前にも巨木のクスノキと近々道路になってしまい切り倒される運命にあるムクロジ共に100年はゆうに超えている古木であります。長野県産のソノサトリョクリュウという桜の木が植栽されており緑色の花が咲くそうです。初めて聞き初めて見る桜でギョイコウ桜と比べても緑色に特化しているそうで咲く時期に是非伺おうと思いました。境内の慈悲の鐘は人間国宝 香取正彦氏の弟子である鴇田力さんの力作であります。鐘には大日如来様と薬師如来様が彫られており、この組み合わせも初めて目にしました。コレダケの素晴らしい鐘を自由に突いていいそうなので御厚意に甘えて突かせて頂きました。軽く突いただけですが余韻が周辺に長く広がり心が洗われた気分となりました。ビジュアル面が充実したお寺です。