栃木市万町の近龍寺です。1806年建立された本堂(栃木市文化財)は向拝の彫刻、白漆喰の壁なども含め江戸時代のお寺の様式美が感じられる建物であります。北墓地には路傍の石などの小説で知られる有名な山本有三先生の墓があります。案内の矢印が各所に設けられているのでスグに墓石の場所が分かりました。全国の多くの文学ファンがお参りに来られるといわれるお墓は自然石の綺麗なおむすび形です。御結びは字のごとく人とのつながり、場所や機会などのご縁を結びたいなどの意味があります。政治家を務められたり文化勲章まで頂いたりと八面六臂のご活躍をされた栃木市が誇る文豪のイメージにピッタリの墓石であると思いました。

• 訪問日：2021.01.27