小山市
梅林を抜けて永徳寺に向けて山を上がりました。永徳寺の裏手に伸びる土塁は4m以上の高さに盛られていて十分な迫力を感じました。町指定文化財の千手観音堂を見ました。1605年再建の総ケヤキ造りで、御堂の中には栃木県文化財で平安時代中期作の千手観音立像が安置されています。見れば見るほどわびさびを感じる御堂です。標高172.2mの観音山に築かれた栃木県文化財の村上城跡を見ました。空堀にある石段を上ると本丸手前に土塁と空堀が見えてきて本丸跡には城山権現が祀られています。三角形の地形に造られた本丸は初めて見ました。上から見ると空堀が蛇行するように伸びていて、よくぞここまで築いたなあと感心しました。