鳴り止まない川の濁流音、いつまでも続く暗闇に、あれ程強く夜が明けることを願ったことがあったでしょうか…。息子さんと離れて過ごした不安な夜が明け、翌日の晴天の下には、変わり果てた世界がありました。いつもの見慣れた風景はどこへ行ってしまったのかと、目の前に広がる光景に言葉が出ませんでした。那須烏山市でも、たくさんの方々が被害に遭われ、長い断水で水の大切さを痛感しました。お世話になった大切な方のお宅も、胸の高さまで浸水したと伺いました。「仕方がない」と、黙々と家を片付ける方々に、何と声を掛ければいいのかわかりません。大きな被害に遭われたお店のブログや、災害ボランティアに行ってきた方のブログを拝見し、私には何ができるのかと考えさせられます。半月が経ち、少しずつ日常を取り戻されている方もいるかと思いますが、一度失ったものを取り戻すには長い長い年月が必要です。私も、私のできる範囲で、私のできることをしていきたいと思います。

• 訪問日：2019.10.29