下野市
「冷やし たぬきそば(600円)」をいただきました。冷たい“そば”を、揚げ玉などが入った温かい“つけ汁”に浸して食べるという、県北地域特有の“ひたしそば”です。薬味に味付けモヤシと大根おろしがついていて、つけ汁の中へ入れても美味しいですが、私は箸休め的にそのままいただきました。ちなみに「なぜ温かいつけ汁なのに“冷やし”というのか?」という疑問に対して、以下、蛇足ながら、私見を述べます。栃木の方言で、水に“浸す”ことを“冷やす”という場合があります。私も子供の頃、親から「食べ終わったご飯茶碗を水にひやしておけ」と言われました。つまり栃木では“浸す”と“冷やす”は同じということです。お店によって“ひたしそば”と言ったり“ひやしそば”と言ったりするのは、このためかと思います。