とちぎの百様めぐり　神話マニア編

栃木県にはいろいろな神話があるんです！有名なものは九尾の狐ですが、蛇や龍の伝説も数多くあるみたい！蛇や龍と言えば…開運や金運UPのイメージが強いもの。早速、とちぎの百様（★1）神話めぐりをしてみました♪
★1…後世に残したい、大切にしたい、自慢できる栃木県の100の地域資源のこと。

【殺生石様】九尾の狐（那須）

その昔、天皇が愛していた妃が、実は外国から来た九尾だったそう。だんだん弱っていく天皇を心配した陰陽師に見破られると、今度は巨大な石に化身して毒気を振りまき始めました。みかねた和尚の一喝で石が3つに割れて飛び散り、その1つが那須湯本温泉付近に残ったと語られています。
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ふんわりと硫黄の香りが漂う中、到着！遠足中の小学生や那須観光で訪れている人たちとともに進み、「殺生石」を目指します。
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クネクネとした道を進むと「盲蛇石」という岩や、「千体地蔵」と呼ばれる数多くの石仏が現れました。それぞれに言い伝えがあり、殺生石の歴史の深さを感じます。

コレが「殺生石」！その名の通りすぐ近くには植物も生えていません！スゴイ！！！那須の雄大な自然との対照的な雰囲気がとても印象的。九尾のパワー、今でも宿ってそう…。

石の香橋を渡り、「那須温泉神社」方面へ抜ける林道へ。朱色の鳥居の奥に「九尾稲荷神社」があり、凛とした表情で美しい狐が祀られていました。

縁結び・商売繁昌・身体健全・温泉守護の神として信仰されている「那須温泉神社」。境内にはパワースポットとされる「生きる」という名のミズナラの木や五葉松や芭蕉の句碑などがあり、みどころ満載です。
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九尾のお守りや三角のパワーストーン入りおみくじも見逃せない！殺生石から那須温泉神社をひと回りしたら「こんばいろの湯」でひと休み。次回はぜひ「鹿の湯」へも立ち寄りたいですね～♪
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【男体山様】赤城と日光の戦い（日光）

その昔、赤城の神さまと日光の神さまが中禅寺湖をめぐり争っていました。男体の神は蛇、赤城の神はムカデとなり戦っていましたが、蛇は奥州の猿に加勢を求めてムカデの軍勢を撃退！その戦いの場となったのが「戦場ヶ原」、そして勝利を喜んで歌い踊ったのが「歌ヶ浜」と言われています。
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関東屈指の標高を誇る男体山は、日本百名山に選ばれる人気の山。山の周辺には中禅寺湖や華厳の滝など、観光名所も盛りだくさん！山頂からの日光連山や雲海は、一度眺めてみたい景色のひとつです。
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山間に広がる湿原のハイキングでは珍しい草花や野鳥がみられます。紅葉時期には美しい草紅葉が見もの！また、雨がたくさん降ると「小田代湖」という幻の湖が出現するんです！季節を変えて、何度も訪れたくなるスポットです。

【ジャガマイタ様】雨乞い疫病よけ伝説（小山）

その昔、日照りと疫病の流行をお寺の住職が八大竜王になぞらえた龍の模型を作って祈祷したところ、雨が降り疫病も止んだというお話があります。
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「ジャーガマイタ、ジャガマイタ」というかけ声が響く中、7体の蛇が間々田八幡宮の境内に集まり行われる『水呑みの儀』。躍動感のある蛇に驚嘆！！

お祭りの『蛇よせ』や五穀豊穣・災害消除・悪疫退散の祈祷は間々田八幡宮で行われます。代々親から子へと伝えられてきた風習の大切さを感じ、後世に残していってほしいと思いました。
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【龍門の滝様】大蛇伝説（那須烏山）

その昔、滝の『男釜』と呼ばれる縦穴に主がいると言う噂が流れ、すぐ近くの「太平寺」の住職さんが滝の上の大岩に祭壇を作って祈り始めた。突然、空が雲に覆われ稲妻と大粒の雨が降り、大豪雨で滝壺の水が巻き立った瞬間…男釜と呼ばれる穴から勢いよく大蛇が飛び出した。口から火炎のような舌を出しながらお寺の方へ進み、仁王門の屋根にとぐろを巻いたというお話です。
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