パッと目を引くきらびやかな色合いに、繊細なデザイン。大小さまざまなてんまりが、それぞれに個性的な美しさを競演。この美しさをたった1人でつくりだしているのが、中山春枝さんです。 中山さんのつくる“野州てんまり”は、すべてが天然素材。毛羽やぜんまいの綿などを核にし、絹糸などをぐるぐると巻き付けながら、カタチをととのえます。中心には、繭の中に木の実を入れたものを入れ、振るとカラカラと音が鳴るように細工。子供のおもちゃにも安心な、弾力のある昔ながらのてんまりに仕上げています。 そのモチーフは様々。トラディショナルな古典柄は勿論のこと、水芭蕉や日光きすげといった、栃木ならではのものも数多くみられます。それらはなんと全くのオリジナル。「一からつくるという苦労も、出来上がった時の喜びには変えられない」と中山さん。伝統工芸とはいっても、常に新しいものに挑戦する姿勢が、私たちの心に響く美しさを創りあげているのかもしれません。
左)「ねじり紅梅」8,000円/「さつき」13,000円/「うこん桜」13,000円 /「水芭蕉群落」12,000円 〜うこん桜とは宇都宮中央女子高校に現存する桜です。 中)「八房の梅」10,000円/「日光きすげ」9,000円/「姫小松」10,000円 〜日光に由来するものを集めてみました。 右)「奴と風車」10,000円/「黄ブナ」9,000円 〜魔よけ厄よけであるラッキーアイテムの黄ブナはこんなにキッチュに! ※すべて奥より